歯石はどうやってとるのですか?

スケーラーという専用の道具を使って取ります。
歯石を取らなきゃいけない理由は、ただの汚れではなく、細菌の塊だというところです。
口腔内の衛生状態をよくするにするという意味でも、歯石取りは大事なんです。

歯石を取りたい

お口のにおいの原因の1つに「歯石」(しせき)があります。
歯石はどうしてにおうのかというと、、歯垢とバイキンの塊だからです。

歯石のさらに困ることは、歯と歯ぐきの間に入り込み、歯周ポケットを作り、歯周病菌が出す毒素で歯を支えている骨を溶かし、歯を抜ける原因にもなります。

歯石取りは痛いというイメージが付きまといがちです。
歯石を取る道具に、水と超音波の振動で歯石を取る「超音波スケーラー」があり、
訪問時に持参する「ポータブルユニット」にも付いています。

歯石を取ることで、においもバイキンも取れ、お口がスッキリ、歯がツルツルで気持ちよくなります。

「歯石が付いているだけで痛くないのに、歯医者さんに来てもらうなんて申し訳ない」
歯石除去も大切な歯科治療です、遠慮なくご依頼ください。

向かって左から「バキューム(唾液を吸う機械)」、「タービン(歯を削る機械)」、「スケーラー(水と超音波で歯石を取る機械)」、「3wayシリンジ(風や水を出す機械)」です。

訪問歯科現場での歯石の実際、院長に伺いました!

入れ歯でも歯石は付くのでしょうか?

つきます。

入れ歯を入れっぱなしの人が多くて、鍾乳洞みたいになっている入れ歯もあります。
口にヤスリを入れている状態になっている方もいます。

それも認知症があると分からないので、「痛くなかったですか?」と聞くと「いやこれが普通だから」と仰います。

協力的なご家族だと食事のたびに外して洗ってくださるんですけれど、いくら親とはいえ入れ歯は触りたくないという人は多いです。
歯医者の感覚で洗ってくださいと言っても難しいケースもありますが、私たちもサポートいたしますのでご協力いただけると幸いです。